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【読書】『薬菜飯店』筒井康隆

久しぶりに筒井康隆の『薬菜飯店』を読みました。

奥付(本の最終頁)を見ると私が買ったのは平成六年(1994年)の七刷版なので初めて読んだのは23年前ということになります。

以来、時空を超えて何度も読み返している、私の中の不朽の名作です。

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神戸の元町(もとまち)にある、とある中国料理店が舞台の筒井センセーお得意のドタバタエログロショートです。

読めばこの町のどこかには絶対に『薬菜飯店』が実在するはずだと、元町を探索することになります。

残念ながら未だ本物の発見には至ってませんが、元町には美味しい中国料理店が本当たくさんあって、探索の後はいつも飲み過ぎ食い過ぎでグデングデンになって帰る羽目になります。

この本を紹介した友人も全員この本の魅力に取り憑かれ、私と同じく神戸元町参りを繰り返す探求者の道を歩むことになりました。

本の詳しい内容はこれから読む人のために控えるとして、今回は登場人物と、薬菜飯店のメニューを紹介しようと思います。

登場人物

おれ・・・・・・・・主人公。
爷爷 (イエイエ)・・・店の主人。中国人。爷爷は中国語でお爺ちゃんの意味。フランス薬科大学卒。
青娘(チンニャン)・・店の主人の孫娘。開放的な性格。

メニュー(主人公が食したものに限る)

  • 0.鹿葉茶 食前茶
  • 9.睹揚辣切鮑肝(視力回復) ¥1,800
  • 11.鼻突抜爆冬蛤 (肥厚性鼻炎治癒) ¥1,800
  • 12.焦鮮顎薊辛湯(鼻中隔彎曲症治癒)¥1,800
  • 18.黒焙夏家雀舌(肩重軽癒) ¥3,500
  • 19.煽首炸奇鴨卵(咽喉疾患治癒) ¥1,800
  • 22.味酒珍嘲浅蜊(肺臓清掃) ¥1,800
  • 32.鉄板俵疾猪鼻(胃炎治癒) ¥1,800
  • 36.冷酔漁海驢掌(肝機能賦活) ¥1,800
  • 94.熱辣怪湯鍋巴(膝関節炎治癒) ¥1,800

合計 ¥19,600

どうですか? 食べるだけでたちまち身体の悪いところが治癒してしまう薬菜飯店のメニューのあれこれ。

物語では、主人公であるオレがこれらの料理を食しながら、ドタバタとエログロな体験をしていきます。

もし私がこの店に入ったなら、真っ先に肝機能を復活させるという36番の『冷酔漁海驢掌』を注文して、あとは9番と18番といったところでしょうか。
〆て7,100円

これでまるで今生まれたばかりのような爽快な気分になることができるのだ。

嗚呼ぁぁぁ、どこにあるんだ薬菜飯店!

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